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扶養に入った私が障害者年金を受給しながらフリーランサーになる話

【これまでの経緯について】

ご存知の方もいるとは思いますが、私は精神疾患のために精神障害者と認定され、去年の7月から障害年金を受給しています。

そして今年2月に結婚しまして、就業することが難しい私は旦那の扶養に入りました。

障害年金は2級に該当し、発症当時就業していたことで障害基礎年金に加え、障害厚生年金の対象でもありました。障害厚生年金の対象だったため、配偶者加算もあります。

金額は1年で130万程度になります。

 

先日まで就労移行支援を利用していたのですが、ちょっと色々ありまして辞めました。

今後子供が出来たりしたら収入的に厳しいと考えていた私は、在宅でも仕事ができるクラウドソーシングを利用してフリーランスとして働くことに決めました。

 

そして仕事も何件か本契約が決まったところで色々と疑問が沸いたので調べてみました。同じような境遇の方の参考になればと思い、この記事を作成しています。

 

障害年金を受けながら働けるの?扶養はどうなるの?】

障害年金を受けながら働くことについて≫

まず、障害年金を受給しながら就労することは可能です。特に私の場合は在宅で無理なくする程度ですので全く問題ありません。

 

障害年金と扶養≫

検索すれば大体は書いてますがざっくり説明します。

税法上の扶養は障害年金は非課税となりますので、障害年金の金額は問題ありません。

そして社会保険上の扶養に関しては障害年金も収入の対象となります。

ただし障害がある場合の扶養の上限額は180万なので、そうそう超えることはないでしょう。

 

≪扶養内で働く≫

そしてここからが本題。

障害年金を受けながら扶養の範囲内で働く上で必要な知識を紹介します。

まず税法上では扶養の範囲は障害年金を省いた年収が150万以下となっています。

では社会保険上ではどうなるのか。こちらは障害年金込みで180万が上限となっているので、私の場合は180万ー障害年金130万=50万が上限となります。

 

雇用契約を結んでいないフリーランサーの落とし穴≫

ところが話はこれだけでは終わりません!

そもそも扶養に入る条件が存在することをすっかり忘れていました。

配偶者控除でよく耳にするのが「103万の壁」です。でも実はこれ、給与所得の場合のみなんですよね。

フリーランサーは企業と契約しているわけではなく、個人事業主という扱いになります。つまるところ、フリーランスのお仕事で稼いだお金は給与所得には該当しないのです。

給与所得以外の収入ですと、38万が上限となります。

つまり、上で紹介した上限50万だと思って私は仕事を探していたのですが、実のところ38万が上限というのが現実です。

 

配偶者特別控除について≫

2018年から新しい制度が始まりました。それが「配偶者特別控除」です。

先に注意として、扶養をしてくれている旦那の収入が1220万を超える場合には対象となりません。

2018年から「103万の壁」が「150万の壁」へと上限が上がりました!

 ただしこれにも落とし穴があります。

 

・年収が100万を超えると住民税の課税対象

・年収が103万(給与以外は38万)を超えると所得税の課税対象

・年収が130万(給与以外は65万)を超えると社会保険料の課税対象

 

調べた結果がこんな感じでした。

結局控除対象引き上げても他が追い付いてないので、フリーランスでがっつり働くわけでもない私にとっては38万以内に収めるのが一番賢いやり方ということです。

 

フリーランサーの確定申告】

がっつり稼ぐ!という方はまた全然変わってくると思いますが、私は体調の兼ね合いで働けない日も多いです。なので旦那の扶養に入ったまま、無理のない範囲で金額を調整しながら働いていこうと思います。

 

フリーランサー個人事業主という扱いです。個人事業主の確定申告は38万以上から必要となります。

更に障害者手帳の交付を受けていると障害者控除(27万)や特別障害者控除(40万)のが受けれるため、38万に各控除金額を足した金額以内でしたら確定申告は不要です。

ただし副業としてクラウドソーシング等を利用している人は20万以上収入があれば、確定申告が必要ですのでお忘れなく!

ちなみに扶養内だと生命保険料控除も受けれないです。

 

そしてここで気になったのが、クラウドソーシングサービスを利用している場合のシステム手数料や振り込み手数料はどうなるのか。

 実はこれ、必要経費となるため所得には入らないのです。つまりは

 

報酬ーシステム手数料ー振込手数料=38万(20万)+障害者控除

 

であれば確定申告の必要はありません!

意外に優しくて助かりました。

 

以上、私が分かる範囲で扶養障害者のフリーランスについて調べてみました。

少しでも参考になれば嬉しいです!